飾るように切り花と植えるための根付きの変わったアジサイをいただいた。
成長が早く大きくなるそうなので、どこに植えるか…悩んだ末窯場の前、ガスボンベが立っている横に植えてみた。数時間後、花の球根をいただいたので、再びどこに植えようか…植える場所を確保するために水仙の球根を寄せて「どんな花が咲くのかなぁ…」と楽しみに細工場前の花壇に植えた。いい塩梅に雨が降ってきて水やりは省略。植えたアジサイは頭を垂れていたけど、根付くかなぁ。
午前中、以前お世話になった窯元に蓋物の蓋がくっついて取れないのは、どうすれば取れるか教えてもらいに出かけた。ご夫婦で庭仕事をしていて、綺麗なバラ園になりつつある途中で、沢山の種類のバラが植えられていた。数年後は見事だろう……見せてもらうのを楽しみにしよう♪
共販センターの前で以前の隣人に出会い、昼食の約束をし、粘土を買い、野菜苗を買い、スーパーに入ろうとしたら献血車がいたので久しぶりに寄ってみた。初めての経験だが骨髄バンクへの登録を誘われた。既に登録済。役に立てずに終わるのかと思っていたら、やっと適合者が現れたが私の都合(首の手術をしているので不可だそう)で提供できず、登録も取り消しの話をした。それは対象外になっていないが…とボランティアの方が言っていた。時期等もあるのかもしれない…年齢的にもう対象外になってしまったけれど。あれ、誘われたということは若く見えたということなのね♪
登録してくれる確率が高いと思うので、献血の場で呼びかけるのはいい方法だと思った。実際、私が待っている間に二人。
2時過ぎ帰宅して「バジル」の苗を植えた。「トマト」は夏の暑い時期に育てるのは難しいのだそうで、苗を買うのは止した。どうりで、うまくできたためしがないと思った。毎年「ミニトマト」のこぼれ種で勝手に出てくるのがあるので、今年も出てくるかもしれない。今、こぼれ種で出ているのは「シソ」と「食べるホオズキ」。
午前中は色々用事をして、
昼過ぎ「河原健雄
KOTUTUBO展」を見た。骨壺に惹かれて出かけたのだが、一瞬の印象は「大きい…」これなら葬儀社が準備した小さな骨壺にギューギュー詰めで窮屈な思いをさせることもなく、ゆったりできる。食器のように沁みない作り方をせず、底に工夫を凝らせば、磁器のように水が溜まることもないだろう。
16年前、益子に来たばかりの頃に以前の職場の先輩に骨壺を作ってくれと言われた。私に腕もないし、相手もまだまだ先のことだし、いずれ…と思っていた。11年前、父の火葬の時は「こんな小さな壺に…しかも無味乾燥な」と思った。数年前から、そろそろ作ってみようと思いながらも、なかなか作れずにいたところだった。用事で町に出かける途中の看板、いつも見ているのに「骨壺…」これは気付かなかった。是非、見せてもらって勉強しないと…ということで知人との昼食後に行ってみた。幸運なことに河原さんがいらっしゃったので、今回の展覧会についての想いを伺うことができた。大先輩に食後のニンニク臭を漂わせてお会いすることになってしまい、まずかったなぁと後悔もした。しかし「亡くなってから慌てて用意するのではなく、生前から愛でた器に納まり、残された者も『よく花を活けていた』等と思い出したり…製作者は自分が作りたいものを作り、選ぶ側は個性豊かな沢山の作者の中から好きなものを選ぶ…そういう展覧会を開きたい」と話されたことに共感し、とてもいい時を過ごさせてもらえた。
帰宅後は、貝の足カップ&ソーサーのソーサーを成形。
26日は箱詰めして包装したりしているだけで一日が終わった。
27日、粘土を準備して作陶を始めようとすると…細工場のあちこちが気になることだらけ。
昨夏使ってしまわないでしまった扇風機が埃だらけ、ロクロ場の棚に挿しっぱなしの手板が飛散した釉薬と埃で白くなっている、etc.…洗ったらスッキリした。
午後から、土練機で粘土の準備を始める。1か月以上使っていないので排出の筒部分側面の粘土が硬くなっている。これが出てくるまで暫くかかる。蓋のゴムが劣化して裂け目が入っていたので、製造元に交換用のゴムを送ってほしいとFax。すぐに送ってくれるとのことで毎度のことながら感謝。
注文のカップ&ソーサーのタタラを準備。ソーサー分の粘土しかないし、明日は用事もあるからそれ以上は作れないだろう。
昨日の続き。窯場でカップの底を擦りながら次に作るもののことを考えていたら少し揺れて地震か…スマホが緊急警報で鳴ったと思ったら、グラグラ来て4年前の光景がよぎった。窯場の外で棚からガチャガチャ落ちて割れるのを見ているだけ…。
今は窯出ししたばかりで沢山の器が棚に載っている。今度は見ていないぞ…防御しないと…用心して棚の下の方から載せるようにしているので少しは違う。床の上に置いてあるだけの鉄製のパイプ棚をおさえて鎮まるのを待つ。大きな揺れだったが何も落ちなかった。玄関の安定しない靴箱の上の鉢植えや一輪挿しも無事。細工場の棚も、台所の食器棚に入りきれずサーカスのようにカゴに積んである食器も無事。広範囲の揺れだったようだけど、大きな被害もなさそうで良かった。
底擦りをしながら、作り・泥・絵付け・釉薬・全体的な仕上がり等の確認。
次に作るものの参考にも。矯めつ眇めつ眺めているので、いつも時間があっという間。
半分も終わらなかった。
今回は上下の温度差が少なく上の方がやや高い程度。これなら最下段にも植木鉢や焼き直しだけでなく入れられる。
カップ底の釉薬が濃かった。これは思い切って限界に挑戦。限界を超えていた。釉掛け後の感じを目に焼き付けられたか…何度も経験済み。
白花のカップ&ソーサーも濃いめだった…これは見た目濃いなぁと思った通りで、洗い流してやり直せば良かったと後悔。
定番丸深皿は「この感じ」という私が好きな釉薬薄めで理想的な仕上がり。
スプーン食用のお皿の底、濃いか…多分大丈夫と思った通り、ギリギリOKでホッ!
最後にフチに釉を吹き足した中皿、入っていた場所により色味が違って面白い仕上がり。私はぜーんぶ同じより、この方が好き。卸の場合はまずいのかもしれないけど…。
同じ人間が同じ材料・道具を使って揃うように心がけて作っても、一つとして同じものはない…これが手作りの魅力なのよね。今、最大の課題がスプレーガンによる釉掛けの濃度なので、そのことばかり。
夜、刷毛目用白泥を作る。
昨日と同じのをもう1つ。
お店の注文でドット・シリーズのカフェオレボウルを作るので、ドット・シリーズを少し作ろうかなぁと考え、白が足りなくなるかもしれないので予備に作っておく。
昨日の夕方買ってきた野菜苗を植える。
接ぎ木ピーマン、カラーピーマンの赤と黄、つるむらさき、パセリ。
狭い土地に10年も同じ野菜を植え続けているので、ちゃんと育ってくれと祈るような気持ち。茄子、トマト、ピーマンは同じ仲間だそうで連作は良くないらしいけど、食べたい野菜だからやむを得ない。ピーマンは接ぎ木苗があったけど、カラーピーマンは接ぎ木ではないのでどうかなぁ。つるむらさきも接ぎ木は見たことがないので存在しないのかもしれない。パセリはブルーベリーの木の下に植えてみた。
もっと何か植えたような…
伏見唐辛子を忘れてた。辛くない唐辛子。
ししとうを買おうか…見ていて隣りにあり、気が変わってこっちになった。
もう植える場所がないけど、トマトとバジルも植えたいなぁと考えている。 (24日朝)
昨日は昼過ぎに火を止めた。
中性ぎみにしたので下の段も上とあまり差がなく昇温できた。
天気もいいから片付けもはかどった。
今日は家事主体で仕事は白泥作りのみ。
野菜の苗を買いに行って、色々欲しくなりついつい見てしまい暗くなってしまった。そんなに植える場所が無いので見るだけ。植えるのは明日。
組合で棚板を5枚買ってきて、窯詰め再開。
昨夜積んだ中皿のフチがやけに薄い感じがしたので棚板を外して取り出し、釉を吹き足す。明るい所で見ると薄そうには見えない。夜の窯場だとよく分かるので、釉を吹き足すために何度も細工場と行ったり来たり…。それも深夜にはできない。
上段のカップを積んでいる時に籾殻を入れたボールをひっくり返し、下の段に飛んだ。2段下の小皿の中に入っているのが見えたので、それは直したがそれ以外はパス。積んでいる時に1粒転がって下に落ちたのが数回あったのもパス。いくつかペケになるかもしれないが、やりきれない…。何とか全部入って火が入ったのは13時。前回は25時間も焚いて下の段が上がらなかった。それは免れたい。
釉掛けは薄そうなところに吹き足すだけでおしまいにする。手板の枚数から考えても全部入らないかもしれない。
ビックリ・シリーズの黒の縁に上釉彩で色付け。黒というか茶というか…そんな色になる。
絵付けは天の川・シリーズのみ。雨になるそうなので窯場に全て運んでから所用で出かけ、18時過ぎから窯詰め。お皿ばかりで下の方に入れるものがない。今回は還元にならない程度の中性ぎみの酸化焼成にしよう。下も温度が上がるだろう。高さが無いものばかりなので棚板を買ってくれば全部入りそうな感じ。
奮発して5枚買うことにして今日のところはおしまいにする。上段のカップ類はビックリのマグカップが積めただけで24時半。残りは明日。
カップの内側に柄杓掛けし、外にはみ出た部分は擦り落とす。これだけで昼前の仕事はおしまい。
取っ手部分を薄い釉薬に浸し掛けし、スプレーガンで外側部分を施釉。最後に取っ手部分の薄い所をピンポイントで吹き付けて仕上げる。
昨日は雨降りで釉掛けはせず。雨が止んだので午後から花壇の草取り。大分はかどった。
スプーンでしか食事ができない人向けのお皿、昨年9月に作ったのが素焼き止まりで、なかなか本焼きできなかった。やっと焼ける。施設に派遣で働きに行ったことがあり、食事の様子を見た経験。妹が施設で働いているので試用してみてもらった(何年前か…)。その結果できたもの。何年もかかるというのは、ずっとそれにかかりっきりなわけでなく、さまざまなことをこなしながら、窯焚きに合わせられなかったり…釉薬のテストはなおさら。テスト用の小さい窯を作っている人もいるくらい。
夕方、曇りだしたので釉掛けは中断。前回の還元焼成の釉掛けは曇りや雨の日になり、指跡が目についたので、天気の悪い時はしないことにした。今回は酸化なので指跡がついても目立たないがやめておく。急ぎでないからできること。期限付きのものは、なかなか理想どおりには行かない。
細工場の前の花壇の草取り。暗くなっても細工場に電気を点けていると見える。少ししかできなかったが、昨年5月にもらったバラの鉢植えを地植えにしたのがスギナとドクダミに埋もれていたのだけは見えるようにした。花が2輪咲いていた。これから楽しみ♪
今日は皿を全部終わらせたかったが、細かいのだけ済んで、やや大き目のが残った。
化粧泥を吹き付けてあるのは、少し濃いめにしないと吸収されてかなりの薄掛けになることが判った。黒泥は泥でも化粧土ではなく粘土なのでかなり薄掛けでもOKのよう。同じようにかけても仕上がりが違うのはどうしてなのか…スプレーガンから出る釉薬の量が一定でないからとか色々考えてみたが、どうやら化粧泥が一番影響しているみたい。何年かかって判ったのか…
※スプレーガンでの施釉で酸化焼成の場合のことです。浸し掛けの場合は白泥を流し掛けにした部分等、化粧泥を施した部分は無い部分より濃くかかるようで、貫入が入らないように施釉したいのに何故か泥のかかっている部分だけ貫入が入る…何故だ?と長期間悩みましたが、そういうことのようです。
還元焼成だと釉薬の溶け方が違うようで、少し違ってくるみたいです。陶器市でずっと見ている人に声をかけると「底に釉薬をかけて、どうやって焼いたのか…」趣味で作っているそうで不思議に思ったよう。このコーナーを見ている人が参考にされるといけないので16日に追記しました。
胡瓜の苗を4本いただいたので夕方植えつけてネットをはった。
10日に茄子2本植えたのが水をやってもしんなりしていたが、12日夜中の雨で元気いっぱいに戻った。
陶器市前にいただいたネギの苗を植え付けたのも、どうやら枯れずについたよう。
アスパラガスを株分けしたのは、時期外れでまずかったか…枯れたのかもしれない感じ。
釉掛け前の余分な泥落としをして、今回は風呂場に運んで粉を洗い流すことに。
11日の午後から初めた。天気がいいので外で干せる。
ハタキ掛けより洗い流す方が部屋に粉が舞い散らなくていい。
16時頃から雨が降り出したので、外で干していたのを慌てて取り込み、残りは部屋干し。
明日からまた晴れるそうなので、もう一度外干しすればいい。今日は明るいうちに終わった。
陶器市が終わってから、何からするか…一番気になるのは「草」。
家の回りが草だらけ。ドクダミとスギナが大敵。
家庭菜園だけ耕して、仕事優先だろう…と窯焚きをすることにした。
注文を作るのが先かとも考えたが、頼まれているマグカップ…半分焼いた中からいいのを選ぶこともできるが、窯に入らなかったあと半分焼いてから全体の中から選びたいし、釉掛けの勘がまだ残っているうちにもう一度やってよりよく体得したいので窯焚きを先にすることにした。
8日間一日も降られることがない珍しい陶器市日和だった。
最終日の6日は16時前位から片付け始め、設置した棚やバックヤードの屋根も外してテントだけ残し、車で3往復。荷卸しまで全て終わったのが22時40分。例年より手間取った。
翌日、10時頃テントをたたんで窯場に運び、昨夜運んで雑然と置いてあるものを少し整理。花瓶等水が入ったものは梱包を解いて風通し。棚など雨に濡れることも無かったので干す作業がなく今回は後始末が楽。おかげで、いつもは掃除機をかけるだけでおしまいなのに洗車までできた。
記録しておこう…と13日の朝記している。