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10時になっても窯場6℃。
窯出しは軍手をしてすることに。
中性ぎみに焼いたつもりだが、結局2010年に納品したときと焼成雰囲気は変わらず。クローバーシリーズはそれ以来なので、絵付けの感じは少し違うが、前回と少し変わってもいいかお店に確認する必要もなかった感じ。
温度計は1225℃で止めているが、上はゼーゲル9番・下8番完倒。室温30℃以上あっても10℃を指している温度計だから数字は当てにならず目安。1200~1210℃位で溶け始める。
一番気になっていた、色花のコーヒーカップのソーサー。
スプレーガンでの施釉なので濃度がいま一つ確信が持てず、①釉薬が薄いかも②下に敷いた籾殻不足で棚板にくっつかないか。2点とも問題なくOKでホッとした。
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二番目に気ががりのクローバーのご飯茶わん。
やはり呉須の濃度薄い。右側の前回納品の時より釉薬も薄いようで発色がよくない。絵付け自体は濃淡があって今回の方がいいと思う。
湯のみとマグカップは右側の前回納品と同じ位の色なので釉薬の濃度が一番影響していると思う。釉薬を変えてテストも入れてみたが、この呉須(呉須も色々ある)で明るい綺麗なグリーンにするには還元焼成にしないと無理なのだと確信した。
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右のグリーンは弱い還元焼成で新バージョンのクローバーを描いてみた時のもの。酸化ぎみの場所に入っていたものは上記左側のような色になっていた。ピンとこなくて、これっきり。
始めたばかりの頃は、還元焼成だけだったのでこの呉須で随分描いた。へたくそな絵付けが好きな人って結構いるものだと思った。個人的には、この綺麗なグリーンより酸化で焼いた渋いグリーンの方が好き。
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底を擦って、チェックをして納品の準備で今日はおしまい。明日、持っていく。
ご飯茶わんはパスだと思うけど、一応持って行って見てもらう。
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